どんな工具が必要?   

Socket7水冷編
冷凍ユニット製作工具類



1.エアコン分解
チューブパーシング:\910〜
    本来、銅管に直接アクセスするためのツールで、ニードルで銅管に小さな穴を 明け、ニードルを戻すと管内と通じるといった働きのもの。
冷媒を抜く際、一気に抜くとオイルも噴き出すので、ゆっくり気化させながら 時間をかけて抜く。

ゴーグル:\2,000程度
冷媒が吹き出して目にかかれば失明しかねない。
冷媒を扱う時には必ず使用すること。
サービス缶取扱注意事項に明示されてるはず。
防塵用やスキーのやつでも無いよりは良い、必ず使ってほしい。




2.配管工具
パイプカッター:\1,000〜
殆ど切りくずを発生させずにパイプを切断。
これがないと作業にならない、 狭いところ作業が殆どなので、出来るだけ小さいものが良い。

パイプベンダー:\200
レバー式のベンダーがあればいいが、スプリング式の安いやつで 十分用が足りる。
ただし、フレア加工してしまうと使えないので、最初に曲げておこう。
1/4"銅管なんかは、工具なしの手曲げでも、結構綺麗に曲げられる。

フレアナットレンチ:\1,660
(スパナやモンキーレンチでも良い)
メガネレンチに配管太さ分の切り欠きが入ったレンチ、無ければ無いで良いが 準備しておきたい。

フレアツール:\3,700〜
パイプをガッチリ挟んで、パイプ端をラッパ状に加工する。
これがなければフレア継手は使えない。
フレアナットの入れ忘れに注意 !!

バーセージングツール:\1,300〜
パイプの端に叩き込んでパイプ口径を拡げるポンチ状のツール。
フレア継手を使わない、使えないがロウ付けできる場合は必要。

ロウ付け工具類
銀ろう、銅ろうの場合は、カセットボンベタイプのガストーチ、 ハンダの場合は 、100W程度のハンダ鏝、その他フラックス等等




3.ガス充填工具
コレが一番費用がかかる、借りてくるとか中古を探すとか、 私のように廃棄物を再生するとか、その気になれば何とかなる。
道具が手元にないと殆ど何もできないから、一応揃えておきたいものだ。
仮に新品買ったとしても最速CPU一個分、CPUの価値は数週間〜数ヶ月、 冷媒が切り替わりつあるので責任は持てないが、 道具は2〜3年経っても半値くらいでは売れると思う。

サービス缶バルブ:\1,200
500gとか1kgとかのサービス缶をチャージホースに取り付けるためのバルブ
こいつがなければ始められない。
R22用とR134a用は同じ様でもネジが異なるので要チェック。

コントロールバルブ:\2,040〜
アクセスバルブとチャージホースの間に取り付けるバルブ。
チャージホースを取り付けた後で、アクセスバルブの開閉を行う。
無くても良いが、多分あったほうが良い。
ゲージマニホールドキット:\20,000程度
連成計、圧力計、パックドバルブ、マニホールド、チャージホース等が 一式となったキット、部品を買って作ることもできるが、価格的に大差なし。
できれば真空計も欲しいところ。
チャージホース、連成計、継手、パックドバルブを買って制作することも できるが、殆どメリットはない。
冷媒によって種類があるようなので要チェック。

真空ポンプ:\50,000〜
中古なら\25,000で1×10-2Torr、50L/min 、\40,000で1×10-4Torr、160L/minというのもある。
ただし、エアコン工事用ではない。接続口等の改造が必要かも...
     http://ww9.tiki.ne.jp/~sanyo-densi/ponp.htm

オイル中でポンプが回転し、配管内部の空気を吸い尽くすためのポンプ。 
1×10-2Torrの到達真空度があれば最高だ。
とにかく、これが無いと冷媒の充填は難しい。



現在所有のヤツは30年前のぼろぼろの骨董品、分解して見ると内部はドロドロ、水分吸ったまま放置されていたようだ。
ネジもメートルネジは合わない代物で、ベルトはズタズタ、ガスケットもヨレヨレでしかも筐体は鉄鋳物。
そこで、摩耗部分を旋盤で削り直し、砥石で仕上げ、架台作って生まれ変わった。
新品時の能力は8×10-3mmHg、30L/min、そこまで引かないにしても、真空計の目盛の76cmHg迄は楽々到達。
古くても十分役に立つ。

             
               



充填秤:\5,000〜10,000(上皿秤)
実際に計らず、冷媒量の多い、少ない、論じても話にならない。
カンに頼るのは場数を踏んでから、私のようなド素人は重さを計るのが一番。
専用の充填秤を使っても良いが、結構な値段の割に精度は今一つ。
サービス缶を計るならせめて1〜2kg秤で感量10gは欲しい。
台所用秤でも無いよりは良い、10g目盛りの上皿秤ならなお良い。
私の場合、ヒートパイプを作ったりもするので、中古の電子秤を準備。
1kg秤で感量0.01gと50kg秤で感量2gの2台。
50kg秤ならボンベも計れるし、システム全体の重さでも評価できる。




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