masamoto T字型バッファ  
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ペルチェ3枚用のevaと組み合わせて使用する、Socket用T字型バッファ制作中
ペルチェ3枚並列slot用のガス枕をSocketに転用するために、R22封入の3本のヒートパイプ内蔵構造、更に常用時のための直冷ガス枕もセットした2段構え。
ベンチはペルチェ併用、常用は直冷と使い分けるつもりだが、直冷時にはペルチェが発電するかも.....

質量:約1.2kg、evaと合体すると何と2kgに....
熱容量もものすごいから、
時間かけてチンチンに冷やしておけば、ベンチ走らせても-60℃以下は維持できるかも.....


仮組み状態



使用する銀ロウは直径1mm×約1.5m
質量:約1160g

ヒートパイプにアクセスバルブ3個を使用
これだと後から簡単にガス封入と使用する温度領域に合った量調整が可能。


バッファー側
T字接合部分

バッファーに明けた3個の穴はヒートパイプとなる貫通孔で3本はそれぞれ独立

3本の穴の内表面の酸化に注目!!
この銅ブロック、実は一度ロウ付けに失敗したバツイチ品、内部をある程度不活性ガスに置換しておけば
加熱しても殆ど酸化しない。



6本の角パイプは直冷evaを構成


ベース(CPU)側
蒸発面積を稼ぐために金網製ウィックを挿入
金網はロウ付け温度に耐えるステンレス



フラックスを塗りながら慎重に組み立てし、露出部分には酸化防止剤を塗る
内部空間には酸化防止のガスを注入して酸素を追い出し、アクセスバルブと継手に酸化防止キャップを被せて4本のバーナーで加熱する。
置きロウ方式だから、銀ロウが溶けたら後は冷めるのを待つのみ。
同時にロウ付けする部品数は20、ここまで接合箇所が多いと差しロウでは不可能。

1kg越えると少々の火力では追いつかない。
焼き上がり状態

こんがり黒こげだが、酸化防止剤の下は薄い酸化被膜のみ
700℃以上に数分間曝した割には非常に綺麗

水平が狂っていると、
御覧の通り、僅かな傾きでも銀ロウの流れに偏りが出てしまった。
一部フライスで削ったが、殆どはスコッチブライトで仕上げただけ。
変色防止にクリヤエナメル塗装
ペルチェ面は水研ぎして面仕上げ
白い秘薬を使用して銀メッキ

更にmasamoto流超仕上げで表面を整えた。
白い秘薬の正体

無電解銀メッキの素
米国から試供品を送ってもらった。
これはお勧め

元々銅電極の導通を確保するために現地作業をする際に使うものらしい。
水を付けた布でこするだけ。
メーカのカタログでは電気メッキよりも素性は良い


電気で効果があるなら熱も同じ、
冷却パーツに使いたいとメール入れたら、わざわざ送ってくれた。

COOL-AMP社に感謝
COOL-AMP社につながるlinkを紹介頂いたH.SAKAさんに感謝
ついでにevaもメッキと超仕上げ。
両端の白い線は銀ロウ付けの跡



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