エアダスター(R134a)をレシプロcompに充填  
  

今回の素材は米国製の観賞魚用チラーで、サンプル輸入後、評価中に配管が破れガス漏れしたためお蔵入りとなった訳あり品。
maoさんの御厚意で提供頂いたものの、手に負えなくて1年半以上も、そのままになってた代物。
このチラーについては、999さんの冷え冷え展覧会 masamoto part4にあるので興味のある方は御覧頂きたい。
冷媒はR134a、compは全密閉形圧縮機の世界では有名なTecumseh社製、AE500AT 出力1/6HP(約125W)。


真空引き

製造が1995年8月だから、ガス漏れしてから既に4年近く経って、空気中の水分をたっぷり吸っているはず。
約1ヶ月前から真空状態で密閉し、乾燥させてきたもの。

最終の真空引きはインバータ導入で使えるようになった強力な真空ポンプ
ULVAC GVD-135A
162L/min(60Hz)、到達真空度 5×10-4torr
ホースを取り外す時に空気が入るので、低圧側アクセスバルブにアクセスコントロールバルブを介してゲージマニホールドと繋ぐ。
真空引き後30分、バキュームゲージは全く変動しないことを確認。

ガス充填


エアダスターを噴かしながら、特製ガス入れキットでアクセスバルブと接続し、
compを動かして、低圧側の圧力を下げる。
手でエアダスターの噴射ボタンを押せばガスが吸い込まれる。

充填量は約110g
充填前後のスプレー缶質量差で大体はわかる。
テストラン


戻り管まで真っ白に霜が付く

本日、時間−温度の関係を調査したところ、
起動後 2.5分で-15℃、3分で-32℃
テストに使用した簡易eva
1/4"銅管×40cmをコイル状に曲げただけの簡単なもの


キャピラリはmasamotoスペシャル0.5mm×2.5m
キャピラリを手で握って暖め、記録した-37℃
キャピラリを冷やすと-35℃が限界
もう少しキャピラリの抵抗があれば、-40℃が出るかも...



トップページへ戻る

ご意見/ご感想はこちらまで